試合後、小僧の顔には生気がなかった。
結果が出せなかった事に対する悔しさと焦りが入り混じったような顔つきだ。
しかしこの日打てなかったのは小僧だけではない。
なんとヒットなし。全員無安打。
SBSに向けて何とも言えない不安材料。
小僧はその体型から想像できないが足はかなり早い方だ。
自称「走れるデブ」と言うだけあって体育祭でもブッチギリ。浜松の陸上大会でも200m3位に入るほど。
しかし盗塁は違う。
スタートも大切だが1歩〜3歩目くらいまでの瞬発力、トップスピードからのスライディング。
加えて少年野球とは違う塁間、強肩なキャッチャーからの矢のような送球。
ただ走るだけでは盗塁は出来ない。
ただ足が早くても、この野球スペシャル的な走りが出来なくてはセーフにならない。
家に帰り小僧に聞いてみた。
どんな気持ちで試合に出ていたのか?
監督がポジションを変えてまで試合に出してくれた意味は?
答えはなかった。
奥歯を噛み締めたまま黙って部屋から出ていった。
十分なくらい分かってるようだ。
小僧の野球ノートには「これが良かった」とはほとんど書かれていない。
大部分は悪いところの反省ばかりだ。
もちろん欠点を見つけることも大事。
でも良かったところを見つけることも大事。
小僧にはもうちょっと良かった点も書いてほしいな…
監督からはいろんなアドバイスが書かれている。
その中で目に入ってきた一言…
「焦るな」
結果を先急ぐ姿が伝わっていたのか。
いちばん結果が欲しいと思っていた人からの意外な一言だった。
結果はすぐには出ない。
結び付くにはさまざまなプロセスと努力が必要だ。
だからこそ今後どんな練習していくべきか?
野球素人のオヤジも一緒にアドバイスを受けながら考えていかないと。
たぶん監督さんは来年のチームのことも考えているのではないでしょうか。
結果も大事ですが、来年の夏に結果が出せるように今練習していると考えましょう。
お互いがんばりましょう!
ちょっとチームは失速気味です(~_~;)
この冬は頑張った分だけ来年結果として出てくれることを期待してます!
そうそう!県大会出場目指しがんばって下さいよ!
応援してますよ!
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