私自信、野球というものを教わったことがない。
だから息子達にはキャッチボールやノックをしてやることは出来ても、
バッティングフォームや細かい動きまでは教えてあげることが出来ない。
長男は小学校までは野球をやっておらず、中学に入って突然野球がやりたいといって
野球部に入部した。
最初はついていけるか心配でしかたなかった。
当然他の子との実力の差は歴然。
親としては自分の息子が試合に出ている姿を見たい心境にあるのはどの家庭でも同じだと思う。
しかし来る日も来る日も試合には出させてもらえず・・・
こんなので本人は楽しいのかな?とさえ思った。
ところが本人はあきらめるどころか、ますます野球にのめりこんでいく。
試合には出れなくてもベンチで人一倍声を張り上げ、チームを盛り上げるためにバット引きやボールボーイ、ランナーコーチを全力でやってくれた。
中学最後の試合・・・代打で出場した長男。
最後の打席はファールフライでアウト・・・敗退
試合後、一人泣きじゃくる長男の姿を見てこの3年間、この子に教えてもらったことの大きさにあらためて気がついた父親であった。
そして現在、高校でも野球を続けている。
そんな姿を見ていた次男はお兄ちゃんの勧めもあって4年生から野球を始めた。
最初はキャッチボールすらロクに出来ず、当然試合にも出させてもらえず・・・
『誰にも負けない武器をつくれ!試合に出れなくても声は出せる!誰にも負けない声を出せ!!』
これは私が常々次男に言った言葉だ。
もちろん・・・私が長男から教えてもらったこと・・・
あれから2年・・・
次男はチームの4番バッターに成長した。
まだまだヘタクソな守備、荒削りなバッティングだが、大きな声と仲間を大切にする気持ちはチーム1だと思う。
そしてたま~に飛び出す豪快な一発と珍プレー(笑)
チームを盛り上げるには十分な存在。
今のコイツがあるのは紛れもなく長男のおかげだと思っている。
野球というスポーツを通じて学んだことはいろいろあれど、何より大きいのは親が子供に教えられることの大切さ・・・
声が潰れるまで応援し、笑い、泣いて、一緒に野球というものの楽しさを分かち合えることだ。
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