それぞれの道

dabchan

2013年04月06日 16:57

天気予報通り、激しい風と雨になってしまった週末。

午後は高校の練習試合だった長男を迎えに・・・

車に乗り込んできて開口いちばんに、「今日、やっとヒット打てたよ!」

「おぉっ!良かったじゃん!」


何を今さら・・・こう思う人もいるかもしれない。

たかがヒット一本打ったくらいで・・・

でもこれが長男の実力。

本当に嬉しかった! 運転しながら目頭が熱くなった。
何より嬉しいのは、真っ先に報告してくれた事。

中学からゼロの状態で始めた野球。
試合も出させてもらえない。それは高校に入っても変わらず、たまに打席に立てば見逃し三振の連続。
次男の華やかな活躍とは反対に、その舞台に立つことすらできない。

少年野球と高校野球を比べてはいけないが、本人もずっと面白くなかったことだろう。
もしかしたら今日の報告だって本当はしたくなかったのかもしれない。

だけどヤツは真っ先に伝えてくれた。

心の底から嬉しかった。





弟は全国大会まで行ったのに、お兄ちゃんは? そう思う人はいるかもしれない。

でも弟のお手本は間違いなくこの兄だ!

お兄ちゃんが野球をやっていなかったら今の弟の活躍は決してない。

兄もまた弟を妬むこともしない。
むしろ弟の活躍を心底願い、日々アドバイスを送っている。


本当に野球が好き。 練習が好き。

ただそれだけでがむしゃらにやっている。
結果に恵まれなくても決して手を抜かない。裏方の仕事も一生懸命やる。

長男の野球はそんなふうに見える。


それぞれの道・・・

それぞれの想いがある。


長男には野球を続けていく姿勢とひたむきさを教えてもらっている。
多分、私が同じ歳の頃野球をやっていたならば、ヤツの立場だったらとっくに辞めているだろう。


天気は大荒れ・・・

でも今日は最高にすがすがしい気分だ!

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